姿勢が悪いとパフォーマンスが下がる

アプリケーション開発やシステム監視などのパソコンを使ったデスクワークが中心になるのはエンジニアの仕事としては典型的です。フィールドエンジニアやサービスエンジニアのように社外での仕事が多い場合を除くと、デスクワークが大半を占めるでしょう。長時間のデスクワークは体に大きな負担をかけてしまい、パフォーマンスが下がる原因になってしまいがちです。しかし、姿勢を正すだけでパフォーマンスの低下をかなり防ぐことが可能です。簡単にできる取り組みから始めて、疲れを溜め込まないようにしていくのが賢いと言えるでしょう。ハード面とソフト面の両方を考えると効率よく姿勢を改善することができます。

まず、ハード面で重要なのが椅子、机、ディスプレイです。椅子の高さは深く腰掛けたときに膝が90度くらいに折れるようにするのが適切です。その状態で姿勢をまっすぐに伸ばしたときに肘が90度くらいに曲がった状態でキーボードに手をのせられるようにデスクの高さを調節しましょう。そして、視線がディスプレイの上端辺りになるようにディスプレイの高さや大きさを決めると自然に良い姿勢で作業できるようになります。

デスクワークを始めるときには椅子への座り方とディスプレイへの視線を意識するだけで十分です。慣れないうちは姿勢が崩れてしまいがちですが、座るときに必ず座り方と視線の取り方を意識すればだんだんと理想的な姿勢が身につき、パフォーマンスの改善を見込めます。